不動産の権利に関する登記をしたときに,登記完了後,法務局から一度だけ交付される書類のことです。所有権とか,地上権とか,抵当権とか,いろんな種類の登記済権利書があります。ただし,一般に,「登記済権利書」「権利書」「権利証」などといわれるのは,所有権に関する登記済権利書だけです。住宅を購入したときに登記をして,司法書士から渡される登記済権利書のことです。
登記済権利書は,不動産の権利そのものではなく,その権利者であることを証明する一つの書類です。次にその権利を処分する際に,法務局に提出して,本人が関与していることを確認する書類として使用します。
なお,不動産の登記について定めた不動産登記法が大改正され,今から登記する分については,登記済権利書は発行されます。代わりに「登記識別情報」というパスワードが発行されます。ただし,既に発行済みの登記済権利書はそのままで,差し替えなどはされません。
遺産相続による不動産の名義変更・書換え(相続登記),預貯金や株式の遺産整理・遺産承継,生前贈与や離婚の財産分与,成年後見制度(任意後見や法定後見)や家族信託(民事信託)を使った認知症対策などなど,以下ような地域の皆さんからたくさんのご相談をいただいています。
奈良県北葛城郡
王寺町,河合町,上牧町,広陵町
奈良県生駒郡
三郷町,斑鳩町,平群町,安堵町
香芝市,大和高田市,生駒市,大和郡山市ほか