債権(さいけん)

特定の人から特定の人に対してある行為を請求する権利のことです。人から人に対する行為請求権です。これは、民法上、財産を直接的排他的に支配する「物権」と区別されます。債権は人に対する権利、物件は物に対する権利です。物権には、代表的には、所有権があります。債権と物権を併せて「財産権」といいます。債権は、契約や不法行為といった債権を発生させる原因があってはじめて生じます。勝手に債権(権利)が発生したり、過失もないのに債務(義務)を負ったりすることはありません。なお、遺産相続があると、相続人は、相続開始のときから、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継します。債権は財産権であり、財産に属した一切の権利義務に当たりますので、基本的に、相続の対象になります。