遺言者が遺言によってする財産の譲渡が,一定の条件にかかっているような形式の遺贈のことです。例えば,「長男が国立大学の医学部に合格したら,大阪市内の土地を遺贈する。」というようなケースです。この場合,長男が合格すれば土地をもらえるので,「停止条件付の遺贈」です。なお,これと似たものに,「負担付遺贈」があります。負担付遺贈とは,遺贈に一定の義務の負担が引っ付いているものです。例えば,「住宅を遺贈するが,お母さんの面倒を必ずみること。」というようなケースです。条件付遺贈と,負担付遺贈の違いは,遺贈の効力が直ちに生じるかどうかです。条件付遺贈の場合は,条件が成就してはじめて遺贈の効力が生じ財産がもらえます。負担付遺贈の場合は,直ちに遺贈の効力が生じます。もっとも,負担を履行しない場合は遺贈が取り消されることがあります。
遺産相続による不動産の名義変更・書換え(相続登記),預貯金や株式の遺産整理・遺産承継,生前贈与や離婚の財産分与,成年後見制度(任意後見や法定後見)や家族信託(民事信託)を使った認知症対策などなど,以下ような地域の皆さんからたくさんのご相談をいただいています。
奈良県北葛城郡
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奈良県生駒郡
三郷町,斑鳩町,平群町,安堵町
香芝市,大和高田市,生駒市,大和郡山市ほか