条件付遺贈(じょうけんつきいぞう)

遺言者が遺言によってする財産の譲渡が,一定の条件にかかっているような形式の遺贈のことです。例えば,「長男が国立大学の医学部に合格したら,大阪市内の土地を遺贈する。」というようなケースです。この場合,長男が合格すれば土地をもらえるので,「停止条件付の遺贈」です。なお,これと似たものに,「負担付遺贈」があります。負担付遺贈とは,遺贈に一定の義務の負担が引っ付いているものです。例えば,「住宅を遺贈するが,お母さんの面倒を必ずみること。」というようなケースです。条件付遺贈と,負担付遺贈の違いは,遺贈の効力が直ちに生じるかどうかです。条件付遺贈の場合は,条件が成就してはじめて遺贈の効力が生じ財産がもらえます。負担付遺贈の場合は,直ちに遺贈の効力が生じます。もっとも,負担を履行しない場合は遺贈が取り消されることがあります。