所有権移転(しょゆうけんいてん)

物の所有者が変わることです。もう少し正確にいうと,所有権の権利主体が変わることです。民法は,人の持つ権利を,大きく,「物」に対する直接支配権と,「人」に対する行為請求権に分けています。前者を「物権」といい,後者を「債権」といいます。物権にはいろんな種類がありますが,その中でもっとも強くて万能な権利が所有権です。所有権を持っている人は,対象となっている物を,使用したり,人に貸して収益したり,人に売ったり捨てたりして処分することができます。他の人に所有権を売った場合(売っても,贈与しても,交換してもいい),所有権を持っている人が変わります。これを,権利主体が変わると表現します。所有権移転とは,物権のうちの所有権の権利主体が他の人に代わることを指した言葉です。