相続税(そうぞくぜい)

民法上の相続によって,被相続人から相続人に移った財産に対して課税される税金です。財産税,資産税として位置づけられます。日本の相続税は,相続人が相続で取得した財産の割合に応じてそれぞれに課税されますが(遺産取得税としての性質),遺産全体に対してまず税額を出して,それぞ相続人の取り分に応じて割り当てるので,相続人がどんな遺産分割をしても,基本的に全体の税額は変わりません(遺産税としての性質)。納税義務者は,相続又は遺贈によって財産を取得した人です。
さて相続税はこのとおり民法上の相続で移転した遺産に対して課税されますが,民法上は相続の対象にならない生命保険なども,みなし相続財産として,相続税が課税されることがあります。
相続税は,課税される財産が大きければ大きいほど税率が高くなる累進課税の仕組みを採用しています。
なお,日本の相続税には,大きな基礎控除枠(3000万円と法定相続人の数×600万円)があるので,じっさいに相続税を納めなければいけない人はそれほど多くないとされています。