尊属(そんぞく)

血族の中で,自分より上の(先の)世代にある人のことです。まず血族には自然血族と養子縁組による法定血族があるので,尊属にも,自然的なものと,法定のものがあります。また,自分と垂直につながるものを直系尊属といい,結婚を介して斜め上につながるものを傍系尊属といいます。
ちなみに,自分より下の(後の)世代にある人のことを卑属といいます。
尊属とか,卑属という言葉は,民法に出てくる法律用語です。上の世代を尊いとし,下の世代を卑しいとするのは,一見問題があるようにも思えますが,法律用語として今でも通用しています。民法は明治時代に作られているため,法律用語にも時代背景が映し出されています。