形成権(けいせいけん)

潜在的に権利を持っている人が,その権利を使う意思表示をしてはじめて,法的な権利が発生する(法律関係の変動が生じる)と考えられている権利又は権利者の地位のことです。相続法の関係では,遺留分減殺請求権などが形成権に該当します。つまり,遺留分を侵害された遺留分権利者が,遺留分を侵害している人(贈与を受けた人,遺贈を受けた人)に対して,遺留分減殺請求権を行使しますよ,使いますよと請求してはじめて減殺の効果が生じます。簡単にいうと,遺留分減殺請求権を行使するかどうかは,権利者が自由に決めることができるわけです。