後見開始の審判(こうけんかいしのしんぱん)

未成年者や常時判断能力がない人は、1人で契約などの法律行為ができないので、保護者である後見人を付けて、財産管理をしたり、法律行為の代理をしたりします。これらの手続きは裁判所で管理して行います。具体的には、家事事件手続法という法律にもとづいて、管轄の家庭裁判所が手続きの開始とその後のチェックを行うことになります。この、手続きを始めますよという宣言が、「後見開始の審判」という家庭裁判所の決定です。なお、未成年後見については、未成年者について親権を行う者がないか、親権者が財産管理権を持たないときに、関係人の申し立てによって開始します。成年後見については、成人が、精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く状況にあるときに、関係人の申立によって開始します。