不在者財産管理人(ふざいしゃざいさんかんりにん)

不在者財産管理人とは,行方不明や長期の不在などにより住居所を離れてすぐ戻る見込みのない者の財産を管理すために,家庭裁判所によって選任される法定代理人です。人が行方不明になって財産が残されている場合,この財産を誰かが管理しなければ困る場合があります。そのような必要性が生じたとき,利害関係人又は検察官の請求があれば,家庭裁判所は,この不在者の財産を管理する管理人を選任します。これが不在者財産管理人です。不在者財産管理人には,弁護士や司法書士が選ばれることが多いです。

家庭裁判所に選任された不在者財産管理人は,不在者の財産の保存行為,利用行為及び改良行為を単独で行うことができます。ただし,処分行為をするには,家庭裁判所の許可を受けなければいけません。なので,例えば不在者財産管理人が不在者の残した動産や不動産を売却処分するには,家庭裁判所の許可が必要です。