負担付遺贈(ふたんつきいぞう)

32 負担付遺贈32 負担付遺贈負担付の遺贈のことです。まず遺贈とは,遺言者が,遺言書をもって,自分の財産を譲与することです。負担付の負担とは,ある人に何かしらの行為をする義務を課することです。つまり,負担付遺贈とは,遺言者が受遺者に一定の給付をする義務を負担させることと引き換えに遺言書で財産を与えることを内容とする遺贈のことです。

ところで,負担付遺贈の受遺者は,その負担が気に入らなければ,遺贈そのものを放棄することができます。なので,負担付遺贈をする遺言者が負担の履行を重視する場合,この点注意しておく必要があります。なお,負担付遺贈の受遺者がいつまでも負担を履行しないときは,相続人又は受遺者は,家庭裁判所に対して,遺言の取消しを請求することができます。
負担付遺贈の例は次のようなものです。

  • 「母の介護をすることを条件に預貯金を遺贈する」
  • 「住宅ローンの支払いをする代わりに住宅を遺贈する」
    など