認印(みとめいん)

市町村役場に登録して印鑑証明書の発行を受けることができる「実印」ではない印鑑をすべて認印といいます。100円ショップなどで購入できるいわゆる三文判や,シャチハタのようなものを一般に認印と呼びます。認印は,同じものを用意することが簡単なので,社会的には軽く扱われることが多い印鑑ですが,法的効力は実印を同じです。文書の法的効力(民事訴訟法の書証における二段の推定)については,文書に押印された印鑑の印影が,「本人の印鑑」と一致するかどうかが決定的に重要です。実印でも認印でも本人の印鑑であれば同じことです。もっとも,じっさいには,その本人の印鑑かどうかをはっきりさせるのが難しいので,印鑑証明書をもって本人の印鑑かどうかが明らかになる実印のほうが民事訴訟的には有利になります。