身分権(みぶんけん)

夫婦や親子といった親族法上の地位にもとづて法律上当然に発生する権利の総称のことです。身分権という言葉は法律には出てきません。具体的な例をいうと,親の子に対する財産管理権,監護教育権や,夫婦間の契約取消権などがそれに該当します。身分権は一身専属権であり,また財産法上の一般原則が適用になりません。なので,他人か代理でこれを行ったり,譲渡や相続もできません。また時効にかかって消滅することもありません。このよな一定の身分にもとづいて法律上当然に発生する権利や義務の総体をまとめて身分権と呼んでいるのです。