身分法(みぶんほう)

人の婚姻関係や親子関係といった身分関係について定めた法律のことを身分法と呼びます。日本民法においては,第4編親族のところがそれにあたります。身分法のことを別名親族法とも呼びます。なお,日本民法は第5編が相続編になっています。戦後民法において家制度が廃止され,日本の相続は,純粋に財産の承継に関する問題になりました。しかし,相続原因は人の死亡に限られているところ,法定相続は,親子,配偶者,兄弟姉妹といった一定の身分関係と直接に結び付けられていますので,相続法も身分法と無関係ではありません。そのようなことから,第4編親族法と第5編の相続法を併せて身分法と呼ぶことがあります。