相続大全集

相続人は誰??いま改めて遺産相続の法定相続人を判断する方法を知る

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親族が亡くなって今相続手続をしている方へ
あなたは相続人ですか?誰が法定相続人になっているかはっきりと確認できていますか?

近い将来自分がある人の遺産を相続できると考えている方へ
あなたは本当に「推定相続人」ですか?間違いなく,遺産を相続できる関係にあると断言できますか?また,今後もずっとその関係が変わらない保証がありますか?

さて,相続の問題を考えるとき,「誰が相続人になっているか」ということは,とても重要な問題です。

そもそも相続人になっていな人は,相続問題で頭を悩ませる必要もなければ,苦労して手続を進めたり,これに協力したりする必要もないわけです。遺産分けの遺産分割協議に口を出す権利も義務もありません。

ですから,相続問題を考えるにあたっては,誰が「法定相続人」や「推定相続人」になっているかということについて,はっきりと,明確に,判断しておくことが先決問題になります。

そこで,「法定相続人」や「推定相続人」を判断する方法を,次のとおり説明します。とてもシンプルです。このとおり順番に考えていけば,間違えることなく,相続人を判断できます。

 

判断する方法

  1. 次の順位表のうち,上の順位の人から順番に相続人になります。上の順位の人がいる場合は,次の順位の人は相続人になりません。
  2. 同じ順位の人が複数いる場合は,全員相続人になります。
  3. 配偶者は別格で,常に相続人になります。配偶者がいれば,配偶者と,順位が一番上の者が共同で相続人になります。
  4. 第1順位の人か,第3順位の人が,被相続人より先に死亡しているか,相続欠格に該当するか,又は相続人廃除をされるかして相続できないときは,その子が相続人になります。第1順位の人の子がさらに同じ理由で相続人になれないときは,下の世代に繰り返し降りていきます。

第1順位 子(養子も含む)
第2順位 直系の尊属(両親,祖父母,さらに上も)
第3順位 兄弟姉妹
別格 配偶者

 

具体例

  • 子供と配偶者がいるときは,両方が相続人です。
  • 子供と祖父母と兄弟姉妹がいるときは,子供だけが相続人です。
  • 祖父母と兄弟姉妹がいるときは,祖父母だけが相続人です。
  • 配偶者と祖父母がいるときは,両方が相続人です。
  • 配偶者と兄弟姉妹がいるときは,両方が相続人です。
  • 配偶者だけがいるときは,配偶者だけが相続人です。
  • 死んだ子供の子(孫)と配偶者がいるときは,孫と配偶者の両方が相続人です。
  • 配偶者と死んだ兄弟姉妹の子(甥姪)がいるときは,配偶者と甥姪の両方が相続人です。

 

相続人から除かれる場合

これらのルールに該当しても,相続人にならない場合があります。次のような場合です。

  • 相続欠格に該当する場合
    被相続人や先順位者を殺して処罰されたり,遺言書の偽造などに関わったりした人
  • 相続人廃除をされた場合
    被相続人を侮辱したり非行が過ぎたりして家庭裁判所で相続権を奪われた人
  • 相続放棄をした場合
    自分で家庭裁判所にいって正式に相続放棄の手続をした人

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