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先行投資!遺言書の作成費用は子供が出したほうがいいこれだけの理由

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遺言書作成費用は子供が出す

親に公正証書遺言を作ってもらおうと思って親と相談しています。司法書士さんのところに相談にいって依頼しようと思ってるんですが,親がなかなか動いてくれません。司法書士さんの事務所に行くために相談の予約をしないといけないんですが,なかなか日程調整が進まなくて。本当は遺言したくないのかもしれません。私もずっと気になっているんですが,財産をもらう立場なのであまりしつこくいうのもどうかと思ってます。何か親を相談に連れ出すいい方法はないでしょうか?

はい。よくある相談です。今日は一つ方法をご提案します。それは,,

「遺言書作成に関する費用をあなたが出してあげること」です。遺言公正証書を作成するには,公証人手数料のほか,必要書類を収集する実費,それから司法書士に依頼する場合はその手数料がかかります。これをあなたが出してあげてください。

遺言書作成に関する費用をあなたが出すとどういういいことがあるか。このことについて少し思いつくところを書いておきます。

 

両親に遺言書作成の相談に行ってと催促しやすくなる

あなたが遺言書作成の相談に両親を誘うのに,あまり強く,またしつこく催促できないのは,あなたが財産をもらうばっかりで,何も負担をしないからです(あくまで遺言書作成に関しては)。私だけが得をすることなのに,あんまりしつこくいうと身勝手だと思われるんじゃないか,なんて考えているからです。だからなかなか話が前に進まないんです。

もしあなたが遺言書作成の費用を全部支払うとなれば,そういう引け目も幾分ましになるのでは?「私がお金を払うから,早く遺言書作成の相談に行ってよ」と言いやすくなるはずです。

 

両親も経済的に助かるので動きやすくなる

ご両親は確かに遺言をするほどの財産がある。少なくとも一定の財産を持っておられる。だから,遺言書作成の費用くらい支払うのに苦はないと考えられるかもしれません。いろいろ生活費がかかる現役世代から見ると,団塊の世代の資産状況はすごく余裕があるように見えるかも知れません。

しかしご本人らは案外そのように考えていません。定年退職をして年金暮らし,将来に収入を増やしていける可能性がほとんどなく,昨今の社会状況から,年金がどんどん減らされて生活は苦しくなっていくと思っている。年金が少なくて,毎月の収支が赤字になり,資産を少しずつ減らして生活している方は,いま持っている預貯金等の資産が少しでも減ることに抵抗を感じておられる。まあそれでも,若い現役世代からみれば相当裕福な人も多いんですが。

ということで,十万単位のまとまったお金がいる公正証書遺言の作成を,その遺言書作成費用の点において躊躇する方もいらっしゃるのです。亡くなるときにはいくらかお金が残るだろう,でも幾つまで生きるかわからないしな,お金が残ったらそりゃああの子が相続すればいいよ,でもいまはあんまりお金を使いたくないんだよなあ,,あなたの父親もこのように考えているかも?

そこであなたが遺言書作成の費用を出してあげるのです。そうするとご両親の動きがよくなるかもしれませんよ(笑)。「いろいろ考えている」「○○のことが終わったら」「定期が満期になってから」「株を処分したら」,,いろいろ言って遺言書作成に動いてくれなかったご両親。実のところは,「遺言書作成のお金を支払いたくない」「預貯金が減るのは嫌」「お金がもったいない」だけだった,なんてこともあります。

 

両親と一緒に司法書士事務所に相談に行っていろいろ聞ける

あなたが遺言書作成のお金だすのなら,ご両親に対して,「遺言書の相談に一緒に行くよ」と言うこともできるでしょう。だってお金を出すんですから。もちろんご両親だけで相談に行ってもいいんですが,あなたがご両親と一緒に相談に行くメリットは大きいです。

あなたがご両親と一緒に相談に行くメリットを挙げてみます。

親の財産をだいたい把握できる

遺言書の作成の相談に司法書士事務所に行けば,親の財産をおよそ把握できるはずです。遺言書においては,死後の財産処分を決めるのですから,当然司法書士はご両親の財産の内容について質問をするでしょう。預貯金通帳や証券口座の取引報告書等,資料も提出するはずです。このやりとりから,あなたはご両親の財産状況を知ることができるはずです。

いろいろ法的なことを聞いておける

一緒に相談に行けば,遺言書の内容,効力,執行のこと,,その他関係する事柄について質問をし,理解を深めることができます。ご両親はしっかりしていますか?法的なこととなると,正確に理解するのは難しいかもしれません。「やってるやってる」「ちゃんとしといたから大丈夫」などと言われても,あなただって不安になるでしょう。一緒に行って聞いておけば大きな間違いが起きることはないはず。

親との絆が深くなる

一緒に相談にってあれこれ話せば,財産の現状以外の,いろんな話を聞けるかもしれません。その財産を築いてきた経緯,大変だったこと,仕事のこと,体調のこと,この先の老後どのように生活していきたいかということ,あなたや兄弟に対する思い,あなたが小さいときのこと,,そんないろんな話を両親の口から聞けるかもしれませんね。あなただって,いままで内心にとどめておいた両親への想いを口にすることがあるかもしれません。

この遺言書の作成というイベントを通じて,親の考えが分かり,距離が近くなり,そして信頼関係が深まったのであれば,あなたが遺言書作成の費用を出した価値に十分見合う副産物が得られたのかもしれません。

参考)

公正証書遺言を作成する場合にかかる費用は次のリンクのとおりです。

【公証人連合会WEB】

公正証書作成の手続きを司法書士に依頼する場合は,公証人手数料に加えて司法書士手数料がかかります。

【明徳司法書士事務所の料金表】

これらを合算した額が,公正証書遺言を作成する際にかかるおよその費用です。戸籍や印鑑証明書を取得する際に支払う市町村役場の発行手数料が別途かかります。

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